バイク用ETCの普及率はどのくらいなのでしょうか。ETCの利用が始まってから10年以上が経過し、定着した感もあるETCですがバイク用はどうなのか、二輪車と四輪車の違いを比較してみましょう。

バイク用ETCの普及率

2015年に国土交通省高速道路課が実施した調査によると、バイク用ETCの普及率は四輪車と比較して低いことがわかりました。調査は2日間、全国8ヶ所に設けられた料金所のうち、29レーンを対象に行われたのですが、バイク用ETCの平均利用率は79パーセントと80パーセントを切る結果になっています。

これは四輪車と比較して低い数字で、バイク用ETCの普及が遅れていることを表しています。それでもETCが登場してからその普及率は徐々に増加していますが、四輪車と比較して思うように普及していないのが実態です。

実際、バイクを利用している人達の中にはETCは不要と考える人が多く、この点も四輪車を運転する人達との意識の違いになっています。ETCは、

  • 高速道路の料金が安くなる
  • スムーズに料金所を通過できる
  • 専用のスマートインターチェンジを利用できる

などメリットも多いのですが少なくともバイクのドライバーにはこれが浸透していないか魅力に感じてもらえていないことがわかります。

四輪車用ETCの普及率

一方で四輪車の場合、平成24年、つまり2012年の段階でETCの利用率は約88パーセントとなっています。二輪車の利用率が2015年で79パーセントとおよそ10パーセントも低いのに対し、四輪車はその3年前には88パーセントの利用率という高い数字を記録しています。

当然、普及率にも大きな違いが出ている形で、単純に普及率を比較した場合、四輪車の方がより普及しているのがよくわかります。近年ではほぼ横ばいのような状態が続いているものの、すでに90パーセント近い利用率となっていますので、十分に普及したと言える結果になっています。

車種別に見た場合、中型、大型、特大の車種では利用率が90パーセントを超えていて、特に大型車は約97パーセントとほぼすべての車がETCを利用しています。反面、軽自動車のETC利用率は約68パーセントで、四輪車の中ではもっとも低い数字です。

軽自動車のドライバーはあまりETCを利用していない、つまり普及しないことになりますが、それでも四輪車全体で見ればETCは十分に普及したと言えます。

なぜ二輪車はETC普及率が低いのか?

二輪車と四輪車でなぜこれほどの差が出ているのか、それは二輪車の特性が大きく関係していると考えられます。というのも、そもそも二輪車、バイクを乗る人はあまり高速道路を利用しません。

一般道を走るケースが圧倒的に多く、高速道路を利用しないのでETCを必要とする機会が少ないです。たしかにETCにはメリットが多いのですが、それは高速道路を利用する場合の話で、高速道路を利用しないなら意味がありません。

また、二輪車の場合は四輪車と違ってETCの取り付けやセットアップを自分で行なえません。セットアップ店という認定を受けたお店でしかできず、四輪車と比較してコストがかかってしまいます。

これも普及率が伸びない大きな原因になっています。四輪車とはETCを取り巻く環境が大きく違い、それがそのまま普及率の低さにつながっています。

まとめ

二輪車であっても高速道路をよく利用するならETCを取り付けるメリットはあります。しかし、実際に高速道路を利用する方は少ないこともあって、ETC普及率はどうしても伸びにくいのが現状です。今後は二輪車でも気軽にETCを利用できる環境が整えられるかどうかがポイントになってきます。

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